会社の比較
一般的に営利目的で会社を設立する場合に考えられる形態は、株式会社、合同会社(LLC)のパターンです。このパターンの特徴を比較してみます。
株式会社は、取締役会を設置するかどうかで二つに分けました。
株式会社A※1 (取締役会非設置) |
株式会社B※1 (取締役会設置) |
合同会社(LLC) | ||
会社の 基本構成 |
資本金の額 | 1円以上 | 1円以上 | 1円以上 |
必須役員 | 取締役1名以上 | 取締役3名以上 監査役1名以上 |
業務執行社員 1名以上 |
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役員任期 | 1~10年の間 で定める |
取)1~10年 監)4~10年 の間で定める |
無期限(定款で任期を定めることは可能) | |
損益配分 | 出資額(株数) に応じて配分※2 |
出資額(株数) に応じて配分※2 |
定款で配分を自由に決められる | |
会社設立 費用関係 |
定款に貼付する印紙 | 4万円※3 | 4万円※3 | 4万円※3 |
公証人の定款認証料 | 約5万2000円 | 約5万2000円 | 認証不要 | |
登録免許税 | 15万円もしくは 資本金の0.7% のいずれか高い方※4 |
15万円もしくは 資本金の0.7% のいずれか高い方※4 |
6万円もしくは 資本金の0.7% のいずれか高い方※4 |
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その他諸費用 | 2万円~ | 2万円~ | 2万円~ |
※1 本表の株式会社は、大会社以外(資本金5億円未満・負債200億円未満)ですべての株式に譲渡制限が付いている一般的な会社を想定しています。
※2 原則です。配当を株式の数以外を基準にする方法もあります。
※3 電子定款を使うと定款に貼る収入印紙は不要です。
※4 オンライン指定庁の法務局にオンライン申請で会社設立等の登記を行った場合、平成24年3月末までの期間限定の減税を受けることができます。株式会社や合同会社であれば4000円割安です。