地下40m
「現在の東海道新幹線の線路の半径○km以内に線路を作らないとリニアのメリットが出ないらしい。その線路は地下40mより深いところに作るので地権者の承諾が不要で~」
という話をある会議の場で聞いたのがもう1年近く前の話でしょうか。
その時は、前半の「現在の東海道新幹線の周り」という部分には反応して、そうなんだ~と思っておりましたが、「地下40mで地権者の承諾不要」の件はさらっとスルーしておりました。
そして先日、ある会食の場でこの話題を取り上げたところ、同席されていた弁護士さんが調べて教えてくれました(^◇^)ありがとうございます!!
こういうのがあるようです。
(国土交通省のサイト)
・大深度地下の公共的使用に関する特別措置法
(平成十二年五月二十六日法律第八十七号)
・大深度地下の公共的使用に関する特別措置法施行令
(平成十二年十二月六日政令第五百号)
全文を読んだわけではありませんが、パンフレットによると、
大深度地下とは、①又は②のうちいずれか深い方の地下のこと、
①地下40m 以深
②支持地盤上面から10m 以深
土地利用の高度化・複雑化が進んでいる三大都市圏(首都圏、近畿圏、中部圏)での、道路、河川、鉄道、電気通信、電気、水道、下水道等の公共性の高い事業について、事前に補償することなく使用権の設定が可能となる制度だそうです。
認可をするのは、事業によって、国土交通大臣または都府県知事となるようです。
メリットにある、「『早い者勝ち』や『虫食い』的な利用による大深度地下の無秩序な開発を防ぐことができます。」
には大きく納得ですね(^◇^)
いやいや勉強になりました。K弁護士ありがとう!!
http://www.mlit.go.jp/common/000108805.pdf
http://www.mlit.go.jp/common/000108804.pdf
(この2つは国交省の大深度地下の利用に関するパンフレットです。)
大田区池上の元八百屋の司法書士 小林彰
司法書士事務所ワン・プラス・ワン
http://www.44s4-kobayashi.com/