サービス精神

住宅ローン完済による抵当権抹消登記
相続登記
一般の方からの法務局への相談トップ2。
というよりほとんどの相談がこの2種類だそうです。
昔の法務局は、
「へぇ~、そうなんだ~」
とそんなこと、どこ吹く風でしたが、最近の法務局は違います。
きちんとニーズに応えるため、このトップ2のためのPC端末が法務局にはあるんです。
また一般の方向けの登記相談会も、「お休みの日」に開催したりしてます。
「お休みの日」ですよ、「お休みの日」。
変わったなぁ法務局...
私よりも一回り位経験の長い司法書士に言わせると、
「昔の法務局はそれはもうひどかった。登記の完了書類投げてよこしたからね。
今でも〇〇様なんて呼ばれると、気味が悪いよ(-_-;)」
だそうです。
以前書いたかもしれませんが、私がこの業界に入ったほんの11年前でさえサービスという言葉とは縁遠い場所でした。
何しろ12時から13時のランチタイムには、登記を受け付ける「箱」(当時は手渡しではなく、郵便ポストのような透明な箱に登記申請書類を入れてました)は、法務局の奥の方に隠され、申請したい人は、その箱が出てくるまで待つしかありませんでしたから。
休憩できたからよかったといえばよかったんですが、かなりの殿様っぷり。
昔は今のように、オンライン申請や登記情報インターネットもありませんでしたし、要約書もない法務局も多かったので、登記を申請する前に登記簿の状態を確認するには直接法務局に行って登記簿謄本(簿冊)を閲覧しないといけませんでした。
開庁する8時半前に法務局の前に並んで、開くや否や飛び込んで、必死に閲覧して登記申請をする日々。いや~大変でした。
まあそういったサービスやインフラが整っていなかったおかげで、日本全国、北は北海道から南は沖縄まで登記申請出張があったので、今となっては少し寂しいです。
と、こんなことを昔よく来ていた東京法務局田無出張所に来て思うのでした。
サービスよくなったなぁ~

写真は今はなき横浜地方法務局鎌倉出張所。
元八百屋 大田区池上の司法書士 小林 彰
司法書士事務所 ワン・プラス・ワン

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