KYが必要なときもある

よてい‐ちょうわ〔‐テウワ〕【予定調和】
1 ライプニッツの哲学で、宇宙は互いに独立したモナドからなり、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間に調和関係が生じるようにあらかじめ定められているからであるという学説。→モナド論
2 (日本社会で)小説・映画・演劇・経済・政治等広い範囲で、観衆・民衆・関係者等の予想する流れに沿って事態が動き、結果も予想通りであることをいう。「勧善懲悪の―を破った時代小説」「―の法案成立」   [大辞泉 提供]

昨日、不動産の専門家と一級建築士さんと交流していた時の話。
「専門家ってどうしても自分の専門性の中で物事を考えがちになるので、自分が思いもしない視点から意見が出ることで、すごくいい方に進むことがあるんです。」

特に不動産の購入や家造りの場合、一般の方(施主さんや購入者)と専門家との間に、埋めることができない情報量の差があります。
その差は埋まらないにせよ、業界の常識法律ありきの見方ではなく、一つ一つ施主さんの「これどうなんだろ?」を潰しながら、施主さんが納得しながら物を造ったり、購入する物件を決めていけば、満足度は格段に上がるはず。
そのためには、一見無駄と思えるような話や、空気の読めない人の発言も大切になってくるというのです。
実は、一般社団法人 おおた助っ人の無料相談会もこのような視点を持ってます。
例えば相続の相談であれば、弁護士&税理士&司法書士に加え、一見関係なさそうに見える一級建築士さんを相談員に追加してみたりします。
『遺留分』という言葉がすんなり通る人とぼんやりな人。
すんなりな人にはぼんやりな人の気持ちが時々見えなくなります。
そのために、他分野の専門知識がありながらも、その相談に一見マッチしていない専門家がいる意味が出てきたりするんです。
空気が読めて、言葉を選べて、発言を抑えることができることがあまり良くないこともあるんですね~
勉強になります(^○^)

大田区池上 元八百屋の司法書士 小林 彰

司法書士事務所ワン・プラス・ワン

http://www.44s4-kobayashi.com/

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