ブレブレにならないために

「クレド」  ってご存知ですか?
「クレドとは、リッツ・カールトンの理念や使命、サービス哲学を凝縮した不変の価値観であり、時流や地域性に左右される性質のものではないのです。」
「一方、クレドは心で納得して実践するものです。」
(リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間/かんき出版 より)

みなさんご存知のリッツ・カールトンでは、会社スタート時、5人のホテリエが「リッツ・カールトンの存在や何をすべきか」を徹底的に話し合ったそうです。
その結果を一枚の紙にまとめものを「クレド」と呼ぶそうです。
思い出してみてください、学生時代の部活動。
特に体育会系の団体種目の場合、「次の試合の勝利」、「次の大会での優勝」といった明確な目標の下、チームが一丸となって、きつい練習にも耐えます。
そしてそのきつい練習の経験を共有した仲間がさらに堅固なチームになるというのはよくあることです。卒業後もとても仲のいい関係が続くこともよくあります。
それでは、社会に出て、同一の企業内ではない、職種や環境が違う人たちが集まって堅固なチームになるためにはどうしたらいいか?
その答えがこの本にある気がします。
と言うのも、おおた助っ人を立ち上げる時に何度も読み返したのがこの本なんですね(^▼^)
一時期、我々のような専門家業界でも、とても流行った『ワンストップサービス』。
例えば、
「うちに来れば全てワンストップで解決できます!」との触れ込みの『弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士』の合同事務所とかです。

国家資格を持つ専門家が何人か集まれば、それで何かいいものができるのか?
いやいや、そんな簡単なもんじゃありません。
トップダウンの形式であれば違うんでしょうが、同列での集まりではそうはいきません。

このワンストップ事務所、始めたものの結局上手くいかなかったという話をよく聞くんです。
“明確な”目的がなく、集まった団体は早い段階で綻びが出るんですよね。
まぁ営利の場合は、「利益」という目的があるので一概には言えませんが、
おそらく営利・非営利を問わずだと思っています。
結局、最初にとことん話し合って、「なぜやるのか?」「集まる必要があるのか?」まで詰めていった方が後々良いんだと思います。
思いつきや勢いで始めることも大切ですが、やっぱり最初は肝心。
「走りながら考える」もとても好きな考え方ですが、実は「走りながら考えられる器用な人」ってそういないんですよね。
戻る原点「クレド」があるっていうのはとてもいいことだと思います(^__^)
大田区池上 元八百屋の司法書士 小林 彰
司法書士事務所ワン・プラス・ワン
http://www.44s4-kobayashi.com/

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