「なりすまし」による不動産詐欺事件

昨年、東京法務局目黒出張所管轄の不動産で、「権利証」「運転免許証」等の偽造による、本人『なりすまし』の不動産詐欺事件が発生しました。先に依頼を受けた司法書士は権利証の偽造に気付き手続きを停止したものの、次に依頼を受けた別の司法書士は偽造を見抜けず決済・登記申請をしてしまったそうです。ちなみに被害総額は約7000万円だそうです。
一般的に詐欺事件に遭いやすい物件には、①市街地の比較的立地条件の良い更地、②担保等が付いていない、③古い地主が昔から所有している、といった条件があるそうです。この手の物件に関与する時はよく注意してください。
 特に犯罪収益移転防止法の施行後においては、司法書士による本人(意思)確認も厳しく求めるようになってきましたが、最近は一見しただけではまったく見抜くことが出来ないような、巧妙に偽造された書類が増えています。とはいえ、ある程度時間に余裕を持って、事前準備と事前確認を行っていれば大部分の不正事件は防止できるのではないでしょうか。ビジネスにスピードは大切ですが、一呼吸置いて、相談できる相手を持っておくことも同様に大切ですね。

関連記事

  1. 委託業務の解除について
  2. 特別受益者の損得
  3. 名義書換モレの不動産
  4. あてにしていた相続節税対策も使えない
  5. 賃貸住宅の更新料問題のその後
  6. 違いの分かる『会社の登記簿謄本』の読み方 その1
  7. 相続放棄はいつ、どこまでするものですか?
  8. ご自宅の権利証などについて

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ

PAGE TOP