北風と太陽
誰もが知ってる「イソップ寓話」の一つ。
北風と太陽の力比べで、どっちが旅人の上着を脱がせるかの勝負。
北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとするも、逆に旅人は上着をしっかり押さえてしまい脱がすことはできない。
次に太陽が、力技でなく、サンサン照りつけると、旅人は暑さに耐えられず自分から上着を脱いでしまった、というお話。
力づくでではなく、最適な方法で、ゆっくり着実にすると効果を得ることができるということですね。
あなたは北風ですか?それとも太陽?
業務に限ったことではありませんが、相手がいる交渉事、お話の場では、北風でいくか、太陽でいくか考えますよね。
決め込んでいくと、ハマらなかったとき全てが裏目に出るので、もちろんどちらもいけるように準備します。
急いで結論を出したいがために北風でいって、相手の機嫌を損ねるような場をたくさん今まで見てきました。
ただ、1対1の場合だけでなく、三つ巴の時などは特に、北風でもない、太陽とも少し違う、「空気」でいくことがあるんです。
あえてこちらからは何も語らない。
.....
そうすると、しびれを切らした相手が、または第三者が口火を切ってこちらが進めたい方に動いてくれるんです。
もちろんケースによっては、ポイント・ポイントでこちらの意図する方に進んでくれるよう少し口を挟みますが、それも最小限。
これでうまくいくことって結構あります。不思議ですね。
先手で動くだけでなく、あえて後手。
どちらかというと後の先というのでしょうか。
昔、剣道少年だったころ、相手の出鼻をくじく、「出小手」が好きだったんですよね~(^▽^)
元八百屋 大田区池上の司法書士 小林 彰
司法書士事務所 ワン・プラス・ワン
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