伝えるを伝わるに


ご存じのとおり、不動産登記は表題登記を除いて、原則、いつまでに登記しなければいけないという義務はありません。


そのため、登記をせずに放っておくケースって結構あります(^_^;)

例えば相続登記や、担保権等の抹消登記などなど。


放っておいたがために、50年以上たって、その登記をするために、何十万円という金額がかかるようになってしまうケースや当初当事者は数人だったのが、長い月日を経て、例えば40名以上になるようなケースもあるわけです。


その時の当事者はすべて亡くなっており、当時の事を知る人は誰もいない。

手続きも全てがゼロからのスタート。


そう、50年前、その時に手続きしておけばかかっても費用は数万円で簡単に済んだかもしれないのに。




「今登記手続きしておいた方がいいですか?


今も、そういう質問をいただくことって結構あります。


そういう場合は、現時点で登記申請の義務はないこと。

今手続きしなかった場合のリスクの話。

しなかった場合どういうことが起こりうるかという話。

そして手続きにかかる費用の話


そういったことをお話しし、もちろん最終決断は、相談者さんに委ねます。



依頼を受けた手続きをしっかりと処理をする。

これは専門家として最低ラインですが、「やるかやらないか」の決断にあたり、『義務がない手続きだからこそ』、専門家だから分かるメリット・デメリット、そしてリスク。そのあたりを“もっと分かりやすく”説明できるようにしたいなと思う今日この頃。



私に相談をしてくれた方が、10年後、20年後、あの時あの人に話を聞いて、やっておいてよかったねと思っていただけるよう、伝わる努力をしないといけませんね。


専門知識だけでなく、やっぱり日々勉強ですね(^_^)



大田区池上 元八百屋の司法書士 小林 彰

司法書士事務所ワン・プラス・ワン

http://www.44s4-kobayashi.com/

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