いい登記官を育てるのは司法書士
昨日は、久しぶりに東京司法書士会主催の3時間研修に参加。
夕方18時から21時までみっちり。
講師は、私も会員の「商業登記倶楽部」の主催者、『神崎満治郎』さんでした。
ちなみに昨日のテーマは、「合同会社・合資会社の変更登記」。
マニアックですね~♪
中身はすご~くためになる研修でした。
特に神崎さんは、司法書士の将来(さき)をすごく考えて下さっている方で、これから先どう進んでいくか、いくべきかを考えるきっかけにもなりました。
そんな研修内で出たフレーズなんですが、
『いい登記官を育てるのは司法書士』
過去にあまり事例がない登記を申請すると、その登記を無事に完了させることに注力し過ぎるあまり、法務局からの「根拠の乏しい補正指示」にもやむを得ず従ってしまう司法書士さんが多いらしい。
それでは、その登記申請は無事に完了するかもしれないが、いい登記官は育たない。
逆に悪い登記官が育ってしまう。
自分で根拠をもって申請している以上、登記官から補正の指示が商業登記法第24条の何号の却下事由になるのか、きちんと議論すべきだという話です。
おっしゃるとおりです。
諸事情により東京23区内の法務局は蚊帳の外ですが、全国でほぼ終了した、商業登記法務局の集中化。
今となっては、千葉県や埼玉県は、商業登記を取り扱う法務局は、本局1局のみです。
こんな時だからこそ、司法書士も調べて調べて申請して、登記官とぶつかってもきちんと根拠をもって議論していかないといけませんね~、東京の司法書士ならなおさら。
「子育てで親が育つ」ってのに似てるな~と思いながらじっくりフムフムと聞いてました(^__^)
大田区池上 元八百屋の司法書士 小林 彰
http://www.44s4-kobayashi.com/