登記官の印が黒色、穴なしの登記簿謄本はコピー?

 土地と家屋を購入し、所有権移転後の登記簿謄本をローンを組んだ銀行(銀行指定の司法書士さんにが登記しました)から受け取りました。それを見た家内が、
1.登記官の印が黒色である。本物は赤色のはず。
2.丸い穴が空いていない。本物は穴が空いているはず。
という理由で、これは登記簿謄本そのものではなく、登記簿謄本のコピーではないかと言います。
 家内は昔、法務の仕事をしていたので間違いないと言っています。
 改めて登記簿謄本をもらっておいた方が良いでしょうか。

ぽろろんさん (東京都/42歳/男性)

お答えします。

根拠条文等を探しておりましたが、見つけることができませんでした、すいません。

現状は
1.登記官の印は、押印ではなく黒色の電子公印です
2.丸い『法』の字の穴(パンチ)はありません

ここ数年で変更しています。
(確か一部の不動産を除いて約100%です。)

不安であれば不動産を管轄する法務局に確認を取るとよいのではないでしょうか。
おそらくお手元にあるのは、登記事項証明証明書の原本そのものだと思いますよ。

さらに今後は(一部はすでに移行済みですが)A4縦の形式に移行していきます。

司法書士 小林彰

評価・お礼

ぽろろんさん
 ご回答ありがとうございます。
 ここ数年で変更していると教えていただき、納得できました。
 家内から自信たっぷりに「あなたが気が弱いからコピーを渡されて印紙代を節約されたのよ!!」と言われていましたが、面目を保つことができました。

関連記事

  1. なぜ上がった!?固定資産評価額

  2. 変わる?商業登記と過料

  3. 非嫡出子と相続

  4. 不動産の名義変更の方法

  5. 『(相続財産の)国債は当然に分割されるのか?』

  6. 税制優遇を受ける一般社団法人

  7. 有限会社の倒産による代表取締役、および取締役

  8. 最近の相続

アーカイブ
PAGE TOP